個人間のお金の貸し借りで踏み倒された苦い経験


【何度もあった貸したお金を返してもらえなかった経験】


何度も耳にしたことがある、親のローンで初めて購入したマイカーや、出世払いやツケで飲食した話は、支払いを踏み倒すための聞こえのよい表現に過ぎません。 大学入学とほぼ同時に、親のローンでマイカーを手に入れた私も、両親に1銭も返済していません。 両親が支払った、自動車メーカー系列の信販会社への返済は、途切れることがありませんでした。
銀行や信販会社を介して一時的にお金を借り、物品やサービスを手に入れると個人間と異なり差し押さえなどのペナルティーに近い強制力があり、必ず返済しなければなりません。
貸金業ではない私に何度もあった、貸したお金を返してもらえなかった苦い経験を、苦さを和らげる一助になることを願いお伝えします。



【見下した言葉を言った友人をスルーする術】


妻子とマイホーム、マイカー持ちの40代半ばにさしかかる同い年の友人は、当たり前の暮らしぶりに対し、重度身体障害者の私は、両親に面倒や手間、恥をかかせつつ実家暮らしです。
妻子持ち、35年ローンを組んだ新築一戸建て住宅、マニュアルトランスミッションの運転など、「偉い、持っている、できる」というときどき見下した友人の言葉が不快でした。 このような言葉があったあとつき合いを止め、10年以上もの長い間音信不通にしてスルーする術を身につけました。


【給与を貯金し、趣味の品を購入】


運転できなくなったマイカーのマニュアルトランスミッション車を放置しても駐車場代がかさむ一方のため、ほしがっていた外国人に売却し処分しました。
毎月銀行口座に振り込まれる自由に消費できる小遣いは、心身共に何かとがんじがらめの生き方に清涼感を与えてくれます。 しかし、ファーストフード店での高校時代のアルバイトの給料よりも圧倒的に安く、“まとも”な生活をもたらしてくれません。
友人と意味合いが全く異なる私は、生活費のために働くわけではなく、週に5日、1日6時間の在宅勤務で、得意な文章作成によっていくらかの給与を得ています。 バラ売りされているパソコンのメモリーやCPUなどのパーツを1品ずつ買い揃える私の趣味には、1ヵ月分の給与では足りず、毎月1~2万円ずつ貯金した数ヶ月後にやっと購入します。
一方、週に5日、フルタイムで勤務する友人は、工場に納入する自動車ボディの原料の鉄板を、ロール状に加工する危険な重労働をしています。
生活費に加え、マイホームや奥さんのマイカーローンの返済に給与を充当している友人のお小遣いは1万円札1枚に満たないそうです。
奥さん用に別にもう1台持っているため、実用性ゼロでも構わない完全に趣味で乗っている友人のマイカーは、平成4年に生産された2人乗りのオープンカーです。
生産から25年以上経過し、エンジンから漏れてしまう冷却水やガソリンは自分で直して数百~千円以内に収め、整備工場に任せたオイル漏れの修理代金は4万円台でした。


【たかりに来た友人に嫌な顔をせず手渡すお金】


給与は圧倒的に少ないですが、趣味に自由に充当できる比率が大きい私に、「金銭的に余裕がある」とわかると、同い年の友人は、金品をたかります。
「1,000円札数枚を貸してほしい」とせがまれた私は、嫌な顔ひとつせず手渡しました。
せがまれる度が過ぎた私は、「友人のスポンサー」という言葉を耳にしました。
本来スポンサーは、広告料を支払うことによって、世間への認知度やイメージが高まります。 男女の間柄では肉体関係のメリットがあるはずですが、私には何もないどころかむしろ損ばかりしています。 
 


【身を削る努力や犠牲があってこそ、手に入れたときの喜び】


催促しても返済してもらえない状況で、ストレスを感じない表現は、“貸す”より“おごる”ですが、食事などを気前よく“おごる”には、数枚の1,000円札が必要です。 最も大きな金種の1万円札1枚分“おごる”ことができても、個人では5枚や10枚、札束を渡すことは不可能に近いでしょう。
そんな中、ある日私は10万円もするパーツ代金を「おごってほしい」とせがまれました。
「住宅ローンの返済を止め、マイホームを売却するか、夜の街で奥さんを働かせればよい」と口にするかのように、私は断りました。
衣服などをネットオークションに出品し、裸一貫になる努力の末プロポーズに成功した私のように、身を削る努力や犠牲がないと、ほしい物を手にした喜びはあまり感じないはずです。



【金銭トラブルに巻き込まれない気前のよい人】


審査に通らなければ、金融機関では借りられないうえ、借金を踏み倒そうとすると強制力が働きます。
金銭に限らず、「被害者に問題があるから起きた」と済まされがちな個人間のさまざまなトラブルは、泣き寝入りせざるを得ません。
お金を借りる人は、元来「返済する責任感や能力がない」と決めつけてしまったほうが身のためです。
気前のよい人なら、金銭トラブルに巻き込まれることはありません。 このように、もしお金をなくしたら、「おごった、寄付、募金した」と気前のよい人になりたいものです。

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