西日本と東日本が交じり合った岐阜県


岐阜県は日本のほぼ中央に位置していますので、東日本と西日本、両方の文化や習慣が混在しています。混在した状態が、岐阜のご当地文化です。

その代表的な例が方言となります。全般には東日本に近いアクセントですが、岐阜県の中でも西部の大垣エリアでは関西弁に近い発音です。アクセントは垂井という地域が独特で、春夏秋冬と訓読みすると、アクセントは全て第一文字目になります。これは全国的に珍しいケースです。大学でこのアクセントを専門で研究しておられる先生もおられ、垂井がアクセントの東西分かれ目となっています。

岐阜県南部は愛知県との県境となるため、名古屋の方言が使われることも多いです。語尾が「しやぁ」は「したら?」等と、他県の人には難易度高めで、なかなか理解されません。

文化的な面では、お内裏様とお雛様について、関西はお雛様が向かって左、関東では向かって右ですが、岐阜は混在しています。

東濃地方の岩村という城下町は女城主であったこともあり、毎年開催されるひなまつりが人気です。ここでお雛様を見るとよく分かりますが、左右どちらのお雛様も存在します。その家々に伝わった飾り位置もありますが、混在しているのは確かです。

またご当地グルメに関し、高山など北部の山が多いエリアでは、長野に近いグルメがあります。味噌を使った料理やおやつが有名です。

味噌は豊富な塩分も含み、体を温めるので、寒い地方では重宝されています。My味噌を作っているご家庭も多いです。

朴の葉で味噌を包んだ朴葉味噌は飛騨牛を包んで焼く料理もあり、朴の葉の香りに包まれた味噌ステーキになります。

郡上味噌という郡上地域に伝わる独特の香りの味噌もあり、「けいちゃん」という料理が有名です。名前のけいちゃんとは違うアクセントで、「ちゃ」の部分にアクセントが来ます。

けいちゃんは味噌や醤油、豆板醤や唐辛子など辛みのある調味料の中に、鶏肉や野菜を漬け込み、フライパンやホットプレートで焼くお料理です。岐阜では家族で手軽に食べる定番料理となっています。

見た目はコッテリ茶色で、食べてもしっかりめの味です。これが絶品で、他県からけいちゃんのために訪れる人もいます。山にゴルフにいらっしゃった方が、夕食に頬張ることが多いです。ゴルフで消耗した体にしっくりりきて、ほっこり感じます。

味噌を使ったおやつは、映画で有名になりました。五平餅と言って、ご飯を板状の木の棒に小判型にくっつけ、お砂糖やお醤油で甘辛く味付けして焼いた食べ物です。昔は囲炉裏で焼くのがお決まりでしたが、現在は魚焼きグリルで焼く人が増えました。おこげの部分も美味しいです。

おやつと言っても、ごはんが結構詰まっていますし、お砂糖の量もたっぷりで、なかなかのカロリーになります。それゆえに腹持ちが良いです。おやつと思って食べると、ご飯が入らなくなることもあります。

木の実を添えて食べると、おしゃれで美味です。

他には高山ラーメンと言って、細いちぢれ麺が特徴です。スープは鶏ガラ醤油ですが、かなりあっさりしています。高山ラーメンも映画で有名になりました。主人公が食べていたためです。

岐阜県北部にご当地グルメが多いイメージですが、岐阜県の南部にもご当地グルメはあります。

南西部にあたる西濃地方では柿が有名です。富有柿はブランドとされ、柿そのものはもちろん、柿を加工したお菓子も人気があります。中でも柿ようかんが人気です。本物の柿がしっかり入っているので柿の香りが濃く感じられます。

ブランド柿を使用しているお菓子とあって高級感のあるパッケージが多く、贈答や手土産でも大丈夫です。

他にはフルーツ大福で有名になったお店もあります。

そして忘れてはならないご当地菓子が東濃地方の栗です。

栗100%で作られた和菓子もありますので、全国から栗マニアが訪れます。有名店の栗きんとんは芸能人に紹介されたこともありました。

近年では栗きんとんをようかんで包んだり、創意工夫に溢れたお菓子も出ており、まだまだ先が楽しみな栗のお菓子です。

お値段は張りますが、その価値はあります。

岐阜の中でも中央の中濃地方では清流長良川が観光名所です。大変美しく、場所によっては川底が透けて見えます。

この長良川で取れた鮎料理もご当地グルメです。串刺しにした天然の焼き鮎は、川魚ならではの味を楽しめます。鮎雑炊は鮎のだしがしっかり出て、香り高い雑炊です。お年を召した方にも人気があります。

長良川では鵜飼も有名です。鵜飼舟でかがり火を見ながら食事ができるコースもあり、県内外から観光客が多く訪れます。

鮎料理や鵜飼を楽しんだあとは、長良川温泉でゆっくり疲れを取るのが鉄板です。

このようにグルメでも観光でもご当地岐阜を楽しむことができます。

全国的にあまり有名とは言えない岐阜ですが、楽しみは無限大です。

お子様連れでも夏は川遊びなどアウトドア、冬は雪山でウインタースポーツというアクティブな過ごし方もできます。

おすすめの記事